急患の方へEMERGENCY

緊急の患者様へ

歯を確認している女性

お口のトラブルで歯が痛んだり、歯が抜けたり、詰め物が取れたりした方への対応についてご案内いたします。

診療時間内であれば、まずはお電話にてご連絡ください。急性の患者様に対応できる体制を整えています。診療時間は平日の10時から21時まで、土日は10時から17時までとなっています。

もし歯が痛くてお困りの場合は、救急ダイヤルの番号03-6441-3419にお電話ください。なお、緊急の場合はその旨をお伝えください。

診療時間外には電話対応ができませんのでご了承下さい。

応急手当マニュアル

■歯が痛い場合

1.痛み止めを服用する

一時的に痛みを和らげるために、内科や病院で処方された鎮痛剤や市販の鎮痛剤を使用してみてください。使用する際は、指示された用法容量を守り、正しく使用してください。

2.冷やす

頬に氷や保冷剤を当てて冷やすことで、患部の熱を下げ、血行を抑えることができ、痛みを軽減することがあります。(ただし、冷やしすぎには注意してください。)

3.清潔に保つ・安静にする

甘いものや刺激物が患部に詰まり、痛みを悪化させる可能性があります。口をよくすすいで口内を清潔に保ってください。患部を触ったり、アルコール摂取や入浴などは避け、安静にして受診を待ってください。

頬をおさえている女性

■詰め物が取れた・差し歯が取れた

1.無理に戻さない

詰め物や差し歯が外れた場合、無理に自分で戻すことは避けましょう。無理に入れ直すと、他の歯を傷つけたり、詰め物や差し歯自体が破損する可能性があります。また、再び外れて誤って飲み込むと危険です。市販の瞬間接着剤を使用して取り付けることも避けてください。前歯が取れた場合は、マスクでカバーし、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。

2.受診するまで保管しておく

材質や状態によっては、詰め物や差し歯を消毒して再使用することもできる場合があります。特に差し歯の場合、一時的な仮歯として使用することもできるかもしれません。必ず捨てずに保管しましょう。ティッシュにくるんで保管すると、誤ってゴミと一緒に捨ててしまうことが多いので注意してください。

3.患部をできるだけ使わないようにする

取れた詰め物や差し歯の部位は弱く、噛み合わせも合っていないため、物を噛むことによって患部や他の歯を傷つける可能性があります。また、固いものを噛むと割れたりヒビが入ったりすることもありますので、食事の際には注意しましょう。

4.熱いものや冷たいものに注意する

取れた詰め物や差し歯の部分は象牙質が露出しているため、刺激に敏感になっています。熱いものや冷たいものはしみたり痛んだりすることがありますので、なるべく避けるようにしましょう。

聴診器等

■歯が折れたり欠けたりした場合

歯は、歯ぐきから出ている部分が折れる場合と、歯根が折れる場合があります。
歯根が折れてしまった場合は、残念ながら再び元に戻すことはできず、抜歯が必要になります。
しかし、小さく折れたり欠けたりした場合で、歯の神経に影響がない場合は、修復治療が行われることがあります。
修復の際には、歯の破片が使用されることもあるため、捨てずに持参してください。

■歯髄の壊死による歯の黒ずみ

転倒や強い衝撃によって歯を傷つけると、歯がグラグラしたり位置が変わったりすることがあり、固定などの処置が必要になることがあります。
また、ぶつけた直後には症状がなくても、数か月後に歯が黒ずんでくることがあります。これは歯髄が傷つき壊死してしまうことが原因です。
いずれの場合でも、早めの適切な処置により大切な歯を守ることができる場合がありますので、できるだけ早く歯科医院を受診してください。

■歯や歯ぐきを冷やさないようにする

歯が折れたり欠けたりした場合、痛みが強く現れることがあります。しかし、患部を冷やすことで歯ぐきの血行が悪くなり、その後の再生治療に影響を与える可能性があります。
痛みを抑えるためには痛み止めを服用し、すぐに歯科医院を受診することが重要です。

歯が欠けているイラスト